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第2回サマーキャンプの様子 8月23日

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8月23日に第2回サマーキャンプを開催しました。参加キッズは年少さん~小学2年生の6名。
ピアノの伴奏でMake a circle♪をやり、Walking, Walking song♪、Pinocchio♪(日本語では『アブラハムの子』)を歌いノリノリで踊りました。
次にわが教室ではお決まりのミステリーボックス♪(Mistery box)をやりました。
今回ミステリーボックスに入れたのは、bells(鈴)、a marble(ビー玉)、a miniature car (ミニカー)、a bracelet(ブレスレット)、a top(駒)、adzuki beans(小豆)でした。前回参加した子の中には「きっと今回も貝殻とか松ぼっくりだよ。」という子がいたので、よし、じゃぁ予想を覆してやろうと思い、新しいアイテムを入れて”Close your eyes. Put your hand in. What’s in the box? Is it hard or soft? Is it round or square?…”などと問いかけながら中身を当てさせました。

今回の読み聞かせは『We’re Going On a Bear Hunt』(『きょうはみんなでくまがりだ』マイケル・J・ローゼン 再話,ヘレン・オクセンバリー)という、英語圏のプリスクールでもよく読まれる大変有名な絵本でした。わが家には『We’re Going On a Ghost Hunt』とというパロディー化されたハロウィンの絵本もあります。

親子でくまがりに出かけると行く先々で困難にであい、それをみんなでクリアーしていくというお話です。困ったことにであうときには白黒で、うまく乗り越えられたときにはカラーのページで描写されています。(『Fortunately』(よかったね、ネッドくん)と同様の手法ですね)全体がチャンツになっていて子どもたちも声を合わせて読むのが楽しいですし、いろんな擬音語もでてくるのも楽しいお話です。(Swishy swashy! Splash splosh! Squelch squerch! Stumble trip! Hoooo woooo!など)

今回、日本語部分をほとんど覚えてしまっていて聞きながら口ずさむ子もいました。みんなで世界地図を眺め、「イギリスのお話なんだけど、イギリスがどこにあるか知ってる?」(“Do you know where U.K. is?” Can you show us where?”)と聞くと、地図を指差す子の他にYくんのようにまっさきに国旗を指差す子もいました。Hくんは「長方形じゃない国旗が1つあるんだよ。知ってる?長四角じゃないんだよ。」(There’s one national flag that has an odd, distinctive shape, you know? It’s not a rectangle.)というのでみんなで探したらありました。それはNepal(ネパール)でした。It was Nepal’s national flag. http://en.wikipedia.org/wiki/File:Flag_of_Nepal.svg
小学生と話すとこちらもいろいろと勉強になって楽しいです。

読み始めの頃はそれほど集中していなかったYくんも終わりの方にはノリノリで、「もう一回!もう一回!」(“One more time! One more time!)とリクエストしていました。(今回は時間が足りなかったのでまた今度ね♪)そう、子どもが同じ絵本を何度も読みたがるというのは大変いいことなんです。みんなでダンボールやトンネルを物語の最後に出てきた洞穴に見立て、一人ずつくぐって”Oh, no! IT’S A BEAR!!!!”と叫んで何度も何度も遊びました。(クマ役は私)

こちらでマイケル・ローゼン氏による再話がご覧いただけます。

お次はいろんな形のおむすび型(circle, triangle, oval楕円,bear shape, star)を使ってみんなでおむすびを作りました。(ところで私は「おにぎり」ではなくあえて「おむすび」と言うことにしています。実はおむすびは神道の儀式なのだそうで、にぎる時に手に塩を振るのは手を清める意味で、にぎるのは「(人と人の心を)結ぶ」という意味があるそうです。)
さて、前回パンケーキを焼いた際には焼きたてのパンケーキを床に落として食べられなかった子がいましたが、今回も「ごはんを忘れた~!」という子がいました。ハプニングの時こそ子どもは言葉を覚えるものです。この時、”Can somebody share some rice with M-kun?”(誰かMくんにごはんを分けてくれないかな?)というとRくんがどうぞと分けてくれました。ここでさらにハプニングが。Rくんのご飯には大量の塩が振ってあったようで、そこにふりかけを混ぜたおむすびはとてもとても塩辛かったみたい。でもだからこそ、Let’s share! (分かち合おう!)、It’s salty.(塩辛いね)などの表現を楽しく学べました。

お母様方に子どもたちの様子や内容説明をしている間、子どもたちは折り紙でLollipop(ペロペロキャンディー)を作って遊びました。今度これを使ってお店屋さんごっこをやろうね♪

子どもはこうして言語を身につける~フロリダのプリスクールにて~

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子どもは周りとのやりとりを通して、「こういう時はこう言うのだ」という感覚で表現を真似し、言葉を習得していきます。子どもは真似るのが得意ですよね。それはコミュニケーションのために言葉を習得するために備わった能力だという説があります。日本に住む私たち日本人もそのようにして日本語を身につけたのですよね。

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長女が3歳だった夏、アメリカのホストマザー宅に母子で5週間滞在した時のことです。現地に到着し2週間経った頃から長女の口から簡単な英語が出始めました。特にプリスクールに行くようになってからはフルセンテンスで言葉を覚えてくるようになりました。脳が英語を生活上必要な言語として認識すると吸収力はやはり抜群です。よく帰国子女が半年から1年でペラペラと英語を話し始めたという話を聞きますが、確かにあのペースならそうなるだろうと感じました。

長女は次のような解釈でいろんな言葉をフルセンテンスで覚えてきました。

“It’s mine!”「それ、あたしのよ!」
“No kicking.”「蹴らないで」
“Inside voice, please.” 「静かに」
“Excuse me.” 「すいません」 (彼女によると、「狭いところを通る時に言う」のだそう)
“What happened?” 「どうしちゃったの?」彼女によると「物が壊れた時などに言う」とのこと。

まさに母語的に言語を習得するとはこういうことなのですね。単語や直訳で覚えるのとは違い、シチュエーションで、「こういう時にこういうのだな」という感覚で習得します。

覚えてきた言葉から、おもちゃの取り合いがあったんだなとか、先生がみんなを注意する時のセリフだなとか、長女がプリスクールでどんな一日を送ってきたのかなんとなく想像できて面白かったです。

プリスクールの先生は、”She can understand more than she can say.”と言っていました。当たり前のことですが、話す前にまずは耳ができるいうことですよね。第一に耳ができないことには話せない、ということです。

そのため私はお母様方には家庭での英日CDのかけ流しを勧め、教室では「絵本」と「遊び」を通して、「こういう時はこう言うのだな」という母語的感覚で英語を身につけてほしいと願っています。「絵本」は絵を見てまさに「こういう時はこう言うのだな」と理解できますし、ゲームやちょっとした科学実験、クッキングなどの「遊び」を通しても、同様の感覚で表現を身につけやすいかと思います。